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企業は非連続な技術変化に対応できるのか?①

■技術のS字カーブ

 

技術の進歩は次のようにS字型のカーブを描くと言われています。

・開発努力に比べて最初は遅々として技術的パフォーマンスが上がらない。

・やがて周辺知識が整備され、技術知識が体系化されることで加速的にパフォーマンスが上がる。

・やがて限界を迎え技術パフォーマンスの成長は鈍化する。

 技術のS字カーブ

■技術の非連続性

 

既存技術に対し、それを代替するような次世代技術を破壊的技術といいます。破壊的技術は既存技術の延長にはないので、その関係は非連続になります。

 技術の非連続性

■イノベーション・ジレンマ

 

図の〇印の技術の世代交代期において、既存技術の下でのリーダー企業が凋落し、業界の順位が大きく入れ替わることがあります。ハーバード大学のクリステンセン教授によるイノベーション・ジレンマです。たとえば銀塩カメラでリーダーであったミノルタがデジカメでは一気に凋落したことなどが挙げられます。その要因としては次のようなことがあります。

 

・破壊的技術は当初、持続的技術と比べて技術的パフォーマンスが大きく劣るため、市場(顧客)からの改良の要望(ニーズ)がない。

・よって、既存技術のリーダー企業はニーズのある既存技術の改良に邁進する。

・しかしながら、破壊的技術がニッチな分野で力をつけてやがて既存技術のパフォーマンスを上回るようになると、顧客は一気にそちらにシフトする。

・よって、既存技術に邁進していたリーダー企業は後手に廻り、破壊的技術の下では凋落する。

 

 

【参考】

『イノベーションのジレンマ』クレイトン・クリステンセン著 翔泳社

 



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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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(お急ぎの場合は携帯電話までご連絡ください)

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