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企業は非連続な技術変化に対応できるのか?②

技術が非連続に変化する中では、企業は新しい分野にも積極的に進出する必要があります。しかしながら、既存事業とはまったく関係のない分野に進出することは成功確率はほとんどなく、現実的でもないでしょう。

 

一橋大学の名和高司客員教授は、著書の中で、「飛び地に一気に向かうのではなくずらす」ことを提唱しています。

 

すなわち、事業を市場と製品という2つの軸でとらえ、どちらかの軸を1つ動かすことで、新市場あるいは新製品の開発が可能となるというものです。

 

・既存の技術を使って新市場に進出する

例)富士フィルムが既存技術を使って、フィルム部材、刷版、印刷システム、医薬品、医療機器、化粧品、健康食品や高機能化学品を展開する。

・既存の市場に対して新技術を開発する

例)アナログ製品ではなくデジタル製品を開発するエレクトロニクスメーカー。

 

例として、名和教授は日東電工の三新活動を挙げています。

・既存事業から市場あるいは製品の軸をずらして一新・二新を実現する。

・それらをさらに1つずつずらして新しい需要を創造する(三新)。

 

たとえば祖業の工業用テープを医療用に展開し、さらには薬剤塗布技術を加えて経皮吸収薬を開発することに成功しています。

 

 

【参考・引用】

『経営改革大全』名和高司著 日本経済新聞出版

 

 

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
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