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アナロジーを使った発想技法

斬新なアイデアを生み出すためには、今、自分の領域から離れ、他の領域の事柄から応用することが有効です。そのためにはアナロジー(類推)が有効です。これは、あるモノと別のモノの類似点に着目して、連想する工程です。このアナロジーを使った発想技法として、ウィリアム・J・ゴードンのシネクティクスがあります。シネクティクスは、あるテーマにアナロジーを加えて、問題解決やアイデアを得るもので、4つの手法があります。

 

  ダイレクト・アナロジー(直接類推法)

直接、似たものを見つけて、そこからヒントを得るものです。たとえば、蓋なしで開閉する技術を貝に見出したり、潜水艦の技術を深海魚に見出したりするようなバイオニクス的なアナロジーです。自然界には多くのダイレクト・アナロジーのヒントがあります。ボーイング社は飛び立つ時の鳥の羽からフラップを工夫した高揚力翼を開発しました。

 

  パーソナル・アナロジー(主観類推法)

自分が対象の要素そのものになりきって、その視点から発想する方法です。たとえば、自分が機会の一部になったつもりで、効率的な動かし方、負担のない仕組みを考えてみるといったことです。

 

  シンボリック・アナロジー(象徴類推法)

問題を抽象化して物語、小説、メルヘンなどシンボリックな視点から幅広く発想します。たとえば、苦境に陥った自分の状況を周囲を取り囲まれた戦国武将になぞらえて解決の糸口を考えてみるといったことです。

 

  ファンタジー・アナロジー(空想類推法)

自由にアイデアをふくらませていく連想方法。シネクティクスを考案したゴードンは、「閉じる⇒向かい合った虫の握手⇒蜘蛛の巣の獲物を捕まえて放さない状態」などと自由に連想を飛躍させています。

 

 

【参考】

『発想フレームワーク55』永田豊志著 SBクリエイティブ

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プロフィール

三枝 元

Author:三枝 元
1971年生まれ。東京都在住。読書好きな中年中小企業診断士・講師。資格受験指導校の中小企業診断士講座にて12年間教材作成(企業経営理論・経済学・組織事例問題など)に従事。現在はフリー。
著書:「最速2時間でわかるビジネス・フレームワーク~手っ取り早くできる人になれる」ぱる出版 2020年2月6日発売
「中小企業診断士のための経済学入門」※絶賛在庫中!
連絡先:rsb39362(at)nifty.com
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